私はラーメンがとても好きで、毎週のようにラーメン屋に行っています。店に行くだけでは飽き足らず、食べ終わった鶏肉の骨などを集めてラーメンのスープを作るようになりました。今回で3回目なのですが、結構うまくいったのでこちらで紹介したいと思います。
鶏がらと煮干しのスープ作り
スープの材料です。
- 食べ終わった後の肉の骨: ジップロック1袋分程度
- 煮干し: 150g程度
- 香味野菜(ねぎ、生姜、にんにく)
骨は、市販の手羽元やKFCを食べた後の骨を洗って冷凍しておいたものです。鶏肉が大半ですが、一部豚肉のも混ざっています。
最初に骨を下茹でします。骨の汚れやアクを取るためです。鍋に水と骨を入れ、沸騰後10分くらいまで茹でます。茹ですぎると出汁が多く出てもったいないので注意。茹でたらいったんお湯を捨てます。
下茹でが終わったら、材料をすべて入れて煮込みます。煮干しはスープの中に散らばらないように水切りネットに入れておきます。
鍋に火をつけ、しばらく煮込みます。沸騰後1時間から2時間ほど煮込みました。このくらい煮込んだら十分出汁は出ているのでスープを回収してもよいですが、自分はさらに濃厚なスープを目指してしばらく放置していました。いったん時間をかけて煮込んだら後は火をつけなくても大丈夫だと思います。
しばらく放置して、定期的に火をつけるのを繰り返した後、↓の画像のようになりました。
鶏がらの出汁でスープが白く濁って非常に美味しそうです!背景のキッチンが汚くて申し訳ない。たいていのラーメン屋の厨房もこれくらい汚いので許して。
具材をざるにあげ、スープのみ回収します。これでスープ部分は完成です。
チャーシューや煮卵など具材作り
スープのみならず、具材も用意できるものは自分で用意します。今回はチャーシューと煮卵を作りました。
チャーシューは、まず豚肉のブロックを半分に切って塩胡椒を振り、各面に火を通します。表面が十分焼けたら、
- 醤油: 100ml
- めんつゆ: 100ml
- みりん: 50ml
- 水: 100ml
- 塩、砂糖: 少量
- 煮干し: 数匹
- ねぎ、生姜、にんにく: 適量
を入れてそこに豚肉を入れて煮込みます。通常であれば豚肉を紐で縛りますが、紐がなかったので輪ゴムで代用しています。豚肉が崩れにくいように内部に力が加わっていればよいので輪ゴムでも代用できるはず。
定期的に豚肉をひっくり返しながら、中まで十分火が通ったら豚肉と煮汁を容器に移して、冷蔵庫で保管します。チャーシューはひとまずこれで完成。切るのは食べる直前にします。
続いて煮卵ですが、沸騰したお湯に卵を入れて7分程度待ってゆで卵を作ります。沸騰後7分程度が、殻をむきやすく、中が少し半熟で美味しいラインです。ゆで卵ができたら、チャーシューと同じ容器に入れます。チャーシューの煮汁で味を付けます。
ラーメンスープの作り方
ここではラーメンのスープの作り方を説明します。ここまでで作った鶏がらや煮干しのスープは出汁でしかなく、塩味があまりついていないので、塩もしくは醤油などを加える必要があります。ここでは醤油だれの簡単な作り方を説明します。
まず、
- 醤油: 大さじ1.5
- みりん: 大さじ1
- 塩、砂糖、味の素: 少々
- 水: 大さじ1
を鍋に入れて火をつけ、沸騰して1分程度煮込みます。醤油が焦げないように注意します。できた醤油だれを器に入れ、作った鶏がら、煮干しのスープを加えます。スープ全体で300ml程度の量が目安です。
醤油以外で味付けする場合は、ラーメンのスープの塩分濃度が1.4%程度になるようにするとよいでしょう。
ラーメンスープの塩分濃度については、こちらのサイトを参考にしました。
いよいよ完成したラーメンとご対面!
完成したスープに茹でた麺を入れ、具材を盛りつけたらついにラーメンの完成です!完成したラーメンがこちらになります。
左のが醤油、右のが塩です。まあ、見た目はどちらもほぼ同じですが。丼がすごい適当なやつで、盛り付けもあまりきれいにできませんでしたが、味はなかなか良かったです。鶏や煮干しの出汁がちゃんと出ていて美味しかった。店で出てきても怒れないくらいの味でした。
結構時間かけてだしを取ったつもりですが、割とさっぱり系の味でした。スープをもう少し煮詰めたらよかったかも。チャーシューや煮卵は、まあ、いかにも手作りだなという感じ。スープも具材もこれ以上のクオリティのものを作るなら、圧力鍋が必要だと思います。
ちなみに麺は、「三谷製麺所」さんのものを使用しました。大阪で一般客向けに面を販売している数少ない製麺所です。
こちらがHPです。 https://mitani-seimen.com/
おわりに
今回は食べ終わった後の鶏がらと煮干しを使ってラーメンのスープを自作してみました!名店の味にはまだまだ遠かったですが、なかなか美味しいラーメンを作ることができました。鶏がらさえあれば簡単に出汁を取れるので、皆様もぜひラーメン作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!